ルイ・シホヨス監督からのメッセージ


「ザ・コーヴ」 は、激しい議論を巻き起こした作品です。多くの日本企業が映画の公開を敬遠しました。悲しいことに、本作品を日本の人々に対するバッシングと見なす人もいますが、決してそうではありません。本作品は、日本の人々すべてではなく、ごく一部の人によって取られた行動についてのドキュメンタリーなのです。

私にとって、この映画は日本の人々に対するラブレターです。私は、海の内外を撮影する写真家として、そして熱狂的なダイバーとして、海との深い繋がりを感じています。そもそも、それが私が日本を訪れた理由です。化石燃料が我々の海に及ぼす影響を明らかにするためにです。ところが、我々のチームが発見した事実は、それよりも遥かに衝撃的であり、究極的に私的なものだったのです。 イルカの虐殺は、私自身に重大なインパクトを与えました。大多数の人が私に同意しないことも知っていますし、それは理解します。私が観客の皆さんに伝えたいことは、ストーリーの全体をよく考えてほしいということです。

私は、個人的な理由で、この映画を最後まで観てもらいたいと思っています。私は、この映画を撮影中に、水銀中毒について学び、恐ろしくなりました。何人かの日本人科学者と話をしたところ、食生活を変えるように言われ、安心し、言われたとおりにしました。そのとき、私の頭によぎったのは、太地町の人たちは、高度に有害な肉を食べていることを知らないかもしれない、もしそうであれば、一体どのようにして何を食べ、何を食べるべきでないということを決定できるのであろうか、ということです。

人間誰もが、自分で決定できる機会を与えられるべきです。私は、イルカ、日本の人々、そして我々が慈しみ恵みを享受している海のために、みなさんがこの作品について考えていただければ、と思っています。

心からの敬意を込めて.....
ルイ・シホヨス
監督